こんにちはhide03です。
今回はボディとウィンドウパーツの窓枠塗装をします。
そして「その他」に関してはウィンカーづくりとクリア塗装での白化の検証です。
ウィンカーづくりはめっちゃ簡単ですのですぐ真似できると思います。
ただし自己流なのでやり方としては正しいのかは分かりませんが・・・
クリア塗装で白くなってしまった現象を検証します。
白化現象というのはクリアを吹いた時に湿気等で水分が閉じ込められて起きる「モヤ」がかかったように白くなる現象のことです。
今回起きたのはそれでは無くて、クリアがボディ色の塗料を溶かしたため下地の白が見えたんだと推測していてそれが正しいのかの検証になります。
窓枠塗装
ではボディとウィンドウパーツの窓枠を塗装をします。
ウィンドウパーツには「マスキングシール」が付属していますが、切れていないので自分でカットする必要があります。
マスキングシートを貼った状態です。
カットする時のコツはデザインナイフの刃を新しくすることと、デザインナイフではなくてシートの方を回しながらカットすると比較的上手くできると思います。
ウィンドウパーツの塗装はこれでOKですね。
ボディのマスキングをした状態です。
マスキングテープは時間と共に浮いてくるので、本当は1か所ずつマスキングしては塗装した方が確実です。
ではなぜ一気にマスキングしたのかというとただ単に面倒だったからw
はみ出すとそれこそ面倒なので、おそるおそる低圧で吹きました。
マスキングテープを取ってみると意外と綺麗に出来ました。
いや~良かった~。
ウィンカー作り
このキットのボディにはウィンカーのディテールがありましたが、研ぎ出しの邪魔なので削り落としてしまいました。
なので別パーツとしてウィンカーを作ります。
以前にもこの方法紹介したと思うんですが一応。
使うのは0.5mmの洋白線とハイグレードセメダインです。
こういう金属線をカットするにはプラモ用のニッパーだと刃を痛めてしまうので専用の工具があると便利ですね。
私はWAVEの金属線用ニッパーを使ってます。
※現在(2014/10)は品切れになっていますが他のメーカーのものも色々と販売されています。
カットした洋白線の先端にハイグレードセメダインを付けました。
なるべく球状になるようにします。
乾燥後はタミヤエナメルX26クリヤーオレンジを爪楊枝で塗るだけです。
これで完成です。
検証
冒頭でも書きましたがクリア塗装をした時に白くなってしまった原因を知るため検証します。
0.5mmのプラ板にレッドを塗装後クリアを吹いたものです。
3つともなるべく同じように垂れるくらいタップリ目に吹きました。
上:タミヤLP7ピュアーレッドの上にガイアノーツのEXクリアを吹いたもの
中:タミヤLP7ピュアーレッドの上にクレオスのスーパークリアⅢを吹いたもの
下:クレオスC3レッドの上にガイアノーツのEXクリアを吹いたもの
※溶剤は全てクレオスのレベリング薄め液を使い希釈率はクリア1:溶剤1.5です。
まずは一番上のタミヤLP7とガイアEXクリアです。
緑で括った部分が白くなっていてかなり目立ちます。
これが白化現象なのか色抜けなのかどうやって検証しようかと悩みましたが、強い光を裏から当てることで状況が分かるようになりました。
※スマホで撮るとどうしても輝度が落ちて分かりにくいですがご了承ください。
肉眼で見てみると完全に色が抜けているのが分かるので塗料が溶けているのだと考えられます。
もしクリアの白化現象だったとしたら塗料の赤が透けて見えているはずですからね。
次は真ん中のタミヤLP7とクレオススーパークリアⅢです。
同じ溶剤を使っているにも関わらずEXクリアとは違い、滲んでいる感じです。
白くなっている部分もありますが良く見ないと分からないレベルです。
溶剤が一緒でもクリア自体でタミヤの塗料に対する攻撃性が違うことが分かりました。
これもライトで照らしてみました。
やっぱり色が抜けているというよりは溶けて滲んでいる状態という感じです。
今までタミヤの塗料の上からスーパークリアⅢを吹いてもトラブルが起きたことが無かったので、これくらいは許容範囲なのかもしれません。
一番下のクレオスC3とガイアEXクリアです。
こちらはほとんど変化なしでした。
光を当てても同様です。
溶剤を多めに使って垂れるくらいで吹いているので多少は溶けているはずですが、ほとんど分からないレベルです。
ちょっとビックリです。
検証結果
この検証で分かったことはガイアのEXクリアによってタミヤの塗料が溶けていたということです。
タミヤの塗料に対して同じ溶剤を使っているにも関わらず、スーパークリアⅢよりもEXクリアの方が攻撃性は明らかに高かったです。
反対にクレオスの塗料は問題が無かったのでEXクリアを上から吹いても大丈夫だという分かりました。
とはいえクレオスの溶剤自体が溶かす原因という可能性も否定はできませんが、使うクリアでも差が出ているので、クリア自体に入っている溶剤の影響が大きいのかなと思います。
但しこれ以上はもう深堀しません。
とりあえずの原因が分かったのでスッキリしましたw
今後はタミヤの塗料でボディを塗装した場合は今まで通りスーパークリアⅢをメインに使っていこうと思います。
ということで今回はここまでです。
次回は組み立てをして完成させる予定。