こんにちは。
今回はクリア塗装です。
具体的にはクリアの砂吹き→クリア塗装→
中研ぎ→オーバーコートをやっていきます。
砂吹きは
エアブラシを遠めから吹くことで
溶剤をある程度飛ばすことができます。
溶剤が乾いた状態で塗装できるので
デカールを侵しにくくなります。
オーバーコートは
希釈率の高い(溶剤が多めの)
クリアを吹くことで表面張力を働かせ
より艶のある表面になります。
いわゆる仕上げのクリアコートになります。
クリアの砂吹き
まずは砂吹きをしていきます。
デカール保護のためでもありますが
シルバーのメタリック粒子を
流さないためでもあります。
シルバーは溶剤によって
メタリック粒子が
流れてムラになりやすいので
いきなりクリアをたっぷりを吹かず
砂吹きをしてコートしておきます。
クリアはクレオスのスーパークリアⅢで
溶剤は同社のレベリング薄め液を使用。
希釈率はクリア1:溶剤1。
インターバルを1時間とって
計3回砂吹きをしました。
クリア塗装
砂吹き後1日乾燥させたら
クリアを吹いていきます。
使うクリアと溶剤は同じもので
希釈率はクリア1:溶剤1.5です。
※後で失敗することになるので
シルバーの場合は1:1の方がいいと思います。
1回目を吹いた状態です。
2回目は撮り忘れました・・・
3回目を吹いた状態です。
インターバルは3時間とりました。
実はこのクリア塗装失敗してます・・・
何かというと印の部分ですが
シルバーのメタリック粒子が流れて
黒い部分が出てしまってます。
これがいわゆるメタリック粒子が
流れたことによるムラです。
これは砂吹きが足りなかったのと
薄いクリアをたっぷり吹きすぎましたね。
以前作ったベンツの300SLの時は
4回砂吹きしたし
クリア塗装時の希釈は1:1でした。
すっかり忘れてました・・・
これを直すには塗装を全部剥がして
最初からやり直しになりますが
正直面倒なのでそのまま進んでいきますw
中研ぎ
クリア塗装から1日乾燥させてから
中研ぎをしていきます。
中研ぎに使うのは
コバックスのトレカット1500番です。
まだ途中ですが、
右半分が削った方で
左半分は未処理になります。
境い目を見ると削れているところと
削れていないところが分かりますね。
なるべくこの光の反射が
なくなるまで削っていきます。
中研ぎが終わった状態です。
オーバーコート
最後に仕上げのクリアを吹いていきます。
最初に書きましたが
かなり薄めのクリアを使いますので
垂れないように注意しながら吹きます。
使うクリアはガイアノーツのEXクリアー
溶剤はクレオスのレベリング薄め液。
希釈率はクリア1:溶剤2。
1回目吹いた状態です。
2回目を吹いた状態です。
インターバルは6時間とりました。
1週間程乾燥させた後に
研ぎ出しとなります。
この乾燥時間を使って次回は
パーツの塗装をしていきます。
ということで今回はここまでです。