こんにちは。
今回は下地処理を紹介していきます。
この下地処理は大事なんですが
地味に大変な作業なんですよね。
面倒だったり無理だと思ったら
遠慮なく飛ばしてください。
何台か作っていくとどのみち
綺麗に仕上げたくなるものなので
それからでもいいと思います。
そして言い訳になってしまいますが
今回は素人の私が
必要最低限の道具で作るので
いつも以上に下手な作品を
さらすことになると思いますが
ご容赦くださいませ。
開封の際のチェック
今回作るキットは
タミヤのR33GTRです。
このキットを選んだ理由は
タミヤ製ということと安くて
入手しやすいので選びました。
最初のうちは
作りやすく精度がすばらしい
タミヤ製のキットがいいと思います。
でも最近のタミヤのキットは
価格の高さもさることながら
難易度が低く比較的簡単に
綺麗な仕上がりになるように
作られていますので
もし腕を磨きたいなら
タミヤ製の中で
すこし古めのキットを選ぶと
ちょうどいい難易度でおすすめです。
まずはパーツがちゃんと入ってるか
チェックしましょう。
開封して説明書を見ると
入っているパーツの記載があります。
全てのパーツが入っているか
最初にチェックしておくと安心です。
クリアパーツは袋から
出さないで保管します。
キズ防止になりますので。
ボディパーツの切り出し
まずはボディパーツを切り出します。
今回はウイングとドアミラーです。
切り出す時は最初に
パーツから遠いところを切ります。
そうするとゲートが残るので
パーツの近い所でこれを切ります。
これがいわゆる2度切りです。
そしてカッター等で残った
ゲート跡をカットします。
これくらいまでやっておけばOKです。
残ったところは後で
ペーパーで削ればいいので
やり過ぎないのがコツですね。
慣れてくればいきなりパーツギリギリに
カットしてもいいんですが
パーツをえぐってしまう場合があるので
こういう方法をとると無難ですね。
他のパーツも同様に処理します。
スジ彫りについて
本来はこの段階でスジ彫りをしますが
今回はやりません。
道具が色々と必要になるのと
スジ彫りがはみ出した際に
埋める処理が必要になるので
初心者向けではないと判断しました。
いずれ紹介できればと思っています。
パーティングラインの処理
この出っ張っている線が
パーティングラインです。
いわゆるバリですね。
これを取っていきます。
使うのは600番のペーパーです。
これを水に付けて削っていきます。
いわゆる水研ぎです。
さっそく削っていきますが
こういう狭いところのバリは
なかなか取れないです。
その理由としては
水研ぎをしていると徐々に
ペーパーが水を吸って
柔らかくなるからです。
なので
新しいペーパーにして
ある程度固さのある段階で
削ってしまった方が
比較的楽に消せます。
まだうっすらと線が残ってますが、
平面になっているかの確認は
爪が引っかかるかどうかで
判断してます。
引っかかるってことは
段差があるってことですからね。
この段階ではまだ引っかかったので
再度削っていきます。
削った状態です。
爪の引っかかりは無くなってましたので
ここはこれでOKです。
以上の方法で他のバリも取りました。
1つ注意があるとすると
600番はよく削れるので
削り過ぎないようにするのと
他の部分に当てないように
してください。
でないと形が変わってしまいます。
この段階で先ほどの
ボディパーツのバリやゲート跡も
同じように取っておきましょう。
やっておいた方がいい処理
上2つの画像はデカール貼る所です。
この出っ張っている箇所より
デカールの方が大きいことが多く
剥がれたり等のトラブルのもとなので
取ってしまった方がいいです。
3つ目の画像はウォッシャーの穴ですが
研ぎ出しの時に邪魔なので
取ってしまいます。
まぁ無くても目立たないでしょう。
取り方の説明です。
最初にある程度カッター等で
削ぎ落しておきます。
まだ全然残ってますが
これくらいでOKです。
後は600番のペーパーで
ひたすら削ります。
手でやるのが大変だったら
このような木片にペーパーを
張り付けて削るもよし。
治具を作って削るもよしです。
これはプラ板0.5mmで作ったものです。
こういうものがあると楽です。
取り除くことができました。
これで600番の処理が完了です。
面出し
面出しというのは
表面を平らにする処理のことです。
なぜそれが必要なのかというと
プラモデルの表面には
小さなうねりがあるそうで
それを800番でならすわけです。
とはいえ個人的には
このキットの表面はとても綺麗なので
やらなくてもいいと思います。
とはいえ最低でも
600番をかけたところは
そのキズを消すために
800番をかける必要はあります。
この後の工程で
サーフェイサー(サフ)を塗装しますが
800番のキズは消えますが
600番は消えない可能性があるので。
厳密にはキズは
消えないらしいんですが
見えなくはなります。
色々書きましたが今回は一応
全体を面出しをしていきます。
何もしてないボディは艶がありますが
それが消えるまで水研ぎします。
結構大変ですよw
艶がなくなったら完了です。
細かい所もしっかりやっておくと
なおいいですね。
リアウイングの土台を接着
上の画像はリアウイングの土台を
ハイグレードセメダインで接着中。
ハイグレードセメダインは
固まるのに時間がかかるため
手で保持してます。
先にこのパーツを接着した理由は
未塗装の状態でもガタが無く
ピッタリとハマってしまうので
塗装をしていくと塗膜の厚みで
入らなくなる可能性があるからです。
サイドの部分は
流し込み接着剤を使いました。
リアウイングの土台が付きました。
ということで今回はここまでです。