こんにちは。
今回はボディ色の塗装をして
デカールを貼った後に
クリア塗装をしていきます。
久しぶりの缶スプレー塗装は
なかなか難しいもんですね。
エアブラシの方が
細かい調整もできるし
楽に綺麗に仕上がります。
自分がいかにエアブラシに
頼っていたのかを
実感させられますw
ボディ色の発色について
前回紹介した長谷川迷人の実演動画
上手な缶スプレー塗装のコツ(お昼休み模型講座)
でも説明されていますが
特に淡い色は下地の影響を受けます。
ライトグレーのサフが下地の場合
淡い色は発色が悪くなり
暗い色になってしまいます。
そういった場合は
タミヤのホワイトサフ等で
一度真っ白にしてから
ボディ色を塗装すればOKです。
またはボディ色を赤にする場合は
最初から光を通しにくい
ピンクサフを使うのもアリですね。
ボディ色塗装
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220429145540.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
塗装色はタミヤのTS51
レーシングブルーを
使っていきます。
暗いメタリックブルーなので
ライトグレーサフの上から塗装しても
たいして発色に影響はないです。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220506134113.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
プロモデラーの長谷川迷人が紹介していた
5円玉を挟んでハーフ吹きです!
なるべく垂らしたくないので
この方法で塗装しました。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220429145958-1.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
塗料が入りにくいところや
忘れそうなところを
先に吹いていきます。
具体的には窓枠とか、
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220429150004.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
フェンダーの縁の部分や
サイドステップの裏側等を
先に塗装しておきます。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220429160101.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
1回目の塗装が完了です。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220429164430.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
3時間程乾燥後に2回目の塗装。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220429202859.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
3時間乾燥後3回目の塗装。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220429202856.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
レーシングブルーの塗料には
メタリックの粒子が入っていて
ドバっと塗るとその粒子が流れて
ムラになる可能性があります。
なので艶を優先せずに
薄く塗り重ねました。
そのためか
ボディ表面はかなり
ボコボコしてます。
これがいわゆる「ゆず肌」です。
逆にソリッド系であれば
ドバっと塗って艶を出す方向で
OKだと思います。
デカール貼り
ボディ色塗装から1日乾燥後
デカールを貼っていきます。
クリア塗装をする前に
デカールを貼る理由は2つ
・クリアの厚みでデカールの
段差を消す(研ぎ出しの時)
・デカールの剥がれ防止のための保護
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220430145056.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
計4か所あるので貼っていきます。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220430145132.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
本当はデカール用ののりが
あればいいんですが
今回は無いという想定なので
使いません。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220430150745.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
まずはデカールを切ります。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220430150849.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
水に約10秒浸します。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220430150907.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
ティッシュにのせておくと
余分な水分を吸ってくれます。
この状態で数分放置します。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220430151856.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
放置している間に
リアエンブレムを例に
説明します。
センター出しのために
マスキングテープに印をつけます。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220430151926.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
それを一度取って真ん中に印を付けます。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220430152330.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
再度マスキングテープを貼り付けると
センターが分かるのでそれを目安に
ピンセットでデカールをおきます。
位置の調整もピンセットでやります。
動かない場合は水を付けるといいです。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220430152357.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
小さいデカールは湿った綿棒で
優しく押し付けて水分を取ります。
大きいデカールは綿棒を
コロコロ転がして水分を取ります。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220430153146.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
これでOKです。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220430150936.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
サイドは適当に位置を合わせて
貼っちゃいました。
クリア塗装(砂吹き)
デカールを貼って一日乾燥後
クリア塗装をしていきます。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220501095448.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
タミヤのTS13クリヤーを
吹いていきます。
ここもハーフ吹きを使いました。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220501105859.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
砂吹き1回目です。
砂吹きとは
遠めから(缶スプレーの場合は20~30cm)
塗装することです。
簡単に説明するとそうすると
塗料がほとんど乾いた状態で
対象物に付きます。
その結果的に少し
艶消し状態になります。
これをやる理由は
デカール保護が目的です。
デカールはシンナーに侵されるので
クリアをなるべく乾いた状態で
付着させたいからです。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220501110003.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
1時間後砂吹き2回目。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220501132347.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
1時間後砂吹き3回目。
次の工程のクリア本塗装で
砂吹きの層がある程度
侵されることを考えて
念のため3回吹いておきました。
クリア塗装(本塗装)
1日乾燥後
クリアの本塗装をしていきます。
タミヤのTS13クリヤーで
吹いていきます。
今回は艶をすのが目的なので
ハーフ吹きではなくて
垂れる寸前まで
タップリ吹いていきます。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220501141907.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
クリア塗装一回目。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220501162311.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
6時間乾燥後2回目。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220503103509.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
6時間乾燥3回目です。
3回は吹いたのは
研ぎ出しでクリア層を削るので
ある程度厚みを持たせておくため。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220503103608.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
大分艶が出てきましたが
ゆず肌は以前残ってますね。
1週間程乾燥させてから
研ぎ出しをしていきます。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220503104827.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
少し乾燥させた後に
ボディ表面をチェックしたら
凹んでいる箇所を発見・・・
下地処理の時に
削り過ぎかもって書きましたが
実はこの段階で
気が付いたんですよねw
修正するとなると
ボディ全体の塗装を剥がして
パテを使っての
下地のやり直しになるので
今回は修正はしません。
こうなった事は私も初めてで
削り過ぎ注意ということを
学びました。
クリア後に分かるようでは
全然だめでサフの段階で
ボディの表面をしっかりと
チェックすることが大事でしたね。
次回はパーツの塗装をしていきます。
ということで今回はここまでです。