こんにちは。
今回はクリア塗装です。
具体的な工程は順に
クリア砂吹き・クリア本塗装・
中研ぎ・オーバーコートになります。
オーバーコートとは仕上げのクリア塗装のことで
希釈倍率の高い薄めたクリアを使います。
塗装ブースはこれがおススメ!
クリアの砂吹き
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG20230410134802.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
それでは外装パーツにクリアを吹いていきます。
まずは砂吹きからです。
砂吹きとは遠くから吹くことで
溶剤が乾きざらざらの表面になる吹き方です。
この吹き方の利点は溶剤が乾くので
デカールを侵しにくくなるという点です。
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使うクリアはクレオスのスーパークリアⅢで
溶剤は同社のレベリング薄め液です。
希釈はクリア1:溶剤1で濃いめです。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG20230411085535.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
インターバル2時間で3回吹きました。
一日乾燥させておきます。
クリア本塗装
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG20230411085609.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
クリアを本吹きしていきます。
使うクリアと溶剤は
砂吹きの時と同じです。
希釈率は通常はとクリア1:溶剤1.5ですが
今回は1:1の濃いめ使います。
理由としてはメタリック色である
黒鉄色に吹くので色ムラになると嫌だからです。
シルバー程シビアでは無いので
まぁ大丈夫だと思いますが念のためということで。
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インターバルは3時間で計3回タップリ吹きました。
引きで見ると綺麗ですが
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG20230412171914.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
アップにするとゆず肌になっているのが
よくわかります。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG20230412171915.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
リアもゆず肌だらけです。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG20230412171936.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
ミラーは小さいパーツのためか
ゆず肌は殆ど分かりませんので
この状態で仕上げとします。
中研ぎ
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG20230412172027.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
1日乾かしたら中研ぎをしていきます。
中研ぎとは
クリア塗装でできたゆず肌を削り取る作業のことです。
すなわち次の工程(オーバーコート)の
下地を作ることになりますね。
中研ぎにはコバックスのトレカット1500を使います。
これは水を使わない空研ぎができるので
ボディ表面を都度確認できるのと
指に貼り付けられるので便利です。
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こういう平面は簡単です。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG20230412172523.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
こういうところや
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG20230412203929.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
こういう細かい所もできるだけ
やってあげると綺麗な仕上がりになります。
まぁ面倒くさいですけどねw
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG20230413210109.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
中研ぎが終わった状態です。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG20230413210226.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
アップにすると表面が平らになっているのが分かります。
削りカスが沢山ついているので
お湯で洗って乾燥させます。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG20230414131751.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
中研ぎで使ったトレカットは計6枚使いました。
トレカットは空研ぎができるとはいえ
早い段階で目詰まりして削れなってくるので
もったいないですが速めに交換した方が
作業効率はいいですね。
オーバーコート
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最後にオーバーコートをしていきます。
オーバーコートはいわゆる仕上げのクリアコートです。
使うクリアはガイアノーツのEXクリアで
溶剤はクレオスのレベリング薄め液です。
希釈はクリア1:溶剤2のシャバシャバ状態です。
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垂れる寸前まで吹いていきます。
これは垂れてるんじゃ・・・
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インターバル6時間で計2回吹きました。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG20230419204001.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
2時間程乾燥させた状態です。
かなり綺麗な表面になりました。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG20230419204010.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
でも良く見ると垂れてます・・・
垂れる寸前と言いながら垂らすのが私ですw
これは3000番で消せるので大丈夫です。
で、
1週間程乾燥させたら研ぎ出しをしていきます。
次回はこの乾燥時間を使ってパーツ塗装をしてきます。
ということで今回はここまでです。