こんにちは。
今回は研ぎ出しをしていきます。
研ぎ出しは
鏡面に仕上げるための工程ですが
コンパウンドのキズが入るため
それをちゃんと消せないと
文字通りキズだらけのボディに
なってしまいます。
私はキズ消しが上手くいかずに
研ぎ出しをしない方がいいのかと
思っていましたが
やり方を変えてみたところ
今回は黒ボディにも関わらず
ほとんどキズが無い状態に
仕上げることが出来ました。
なぜ上手くできたのか
その辺りも含めて
紹介していきたいと思います。
研ぎ出し1 ゆず肌消し
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/09/202209061314027.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
まずはオーバーコートのゆず肌を
ソフト99の細目で削っていきます。
細目とはいえ
実車用のコンパウンドなので
良く削れるます。
角を出さないように注意します。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/09/202209061357021.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
ソフト99の細目が終わった状態です。
あんなにピカピカなボディが
完全に艶消しになってます。
これを見ると不安ですが
後々鏡面に仕上げるためには
必要な作業です。
研ぎ出し2 コンパウンド粗目
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/09/202209061357046.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
コンパウンド粗目を使っていきます。
どのコンパウンドでもそうですが
一度に使う量は小豆くらいの大きさです。
この工程でソフト99のキズを消します。
このコンパウンドも良く削れるので
角を出さないように注意します。
しばらくかけていると
中々消えないキズが出てくるので
そこのみ力を入れて擦ります。
ゴシゴシという感じです。
しばらく擦るとキズが消えます。
最終的に全体を
粗目の状態に仕上げます。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/09/202209061516013.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
コンパウンド粗目が終わった状態です。
見えている細かいキズは
次の工程で消します。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/09/202209061516029.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
キズが深いものなのか
浅いものなのか
よく分わからないんですよね。
私の場合
深いキズの見分け方としては
コンパウンドをかけた時に
ワックスの効果でテカリが出ますが
そこでもまだ見えるキズが
深いキズだと判断します。
間違ってるかもしれませんが
それを目安に今回やってみたところ
綺麗に研ぎ出しが出来たので
おそらく合っていると思います。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/09/202209071219017.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
次はコンパウンド粗目です。
この番手になると
下地が出る可能性が低いので
全体に力をかけて
粗目のキズを消していきます。
※力をかけないと
キズはほとんど消えません。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/09/202209071353041.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
コンパウンド細目が終わった状態です。
だいぶキズが消えましたね。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/09/202209071353058.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
残っているキズは
細目でできたキズなので
次の番手で消します。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/09/202209071354025.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
次はコンパウンド仕上げ目です。
このコンパウンドも
力を加えて擦っていきます。
えっと思うかもしれません。
このコンパウンドは
キズ消しができないものだと
勝手に思っていましたが
実験的にゴシゴシ擦ってみたら
キズは消えてくれました。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/09/202209071428040.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
こちらは仕上げ目をかける前です。
キズがちらほらあります。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/09/202209071432052.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
こちらがかけた直後です。
コンパウンドには
ワックスも入っているので
より綺麗に見えるにしても
キズがほとんどありません。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/09/202209071435037.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
肉眼で見てもほとんどキズが無く
綺麗な艶が出てます。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/09/202209071435052.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
嬉しくて何枚も写真を
撮ってしまいましたw
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/09/202209071451012.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
こちらは洗剤で洗った後の状態です。
流石にワックスが落ちると
多少のキズはありますが
黒ボディにしては綺麗です。
ワックスをかければ
キズは見えなくなりそうです。
![](https://i0.wp.com/carmodelworks.com/wp-content/uploads/2022/09/202209071451048.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
こちらも同様に洗剤で洗った状態です。
今回分かったこと
コンパウンドは
どの番手でも力をかけてあげないと
前の番手のキズは消せないということです。
※タミヤ製のコンパウンドの場合であって
他社製の場合は違うかもしれません。
イメージ的に
細目や特に仕上げ目は
力を入れてはいなけいもの
だと思ってました。
私以外にもそう思ってた方は
いらっしゃるんではないかな。
でも結果的には力をかけないと
切削力が発揮できないということですね。
特に今回は黒いボディで
キズがわかりやすいので
気が付くことが出来たのかも・・・
磨きキズで悩んでいる方は
一度騙されたと思って
ゴシゴシとやってみてください!
ということで今回はここまでです。